星川レオの作品研究・紹介室

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機動戦士クロスボーン・ガンダム

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 今回紹介するのは「機動戦士クロスボーン・ガンダム」です。富野由悠季監督と長谷川裕一先生が共同で描いた機動戦士ガンダムF91の続編作品で、今年で30周年を迎えます。

 

 宇宙世紀0133年。ロナ家が引き起こしたコスモ・バビロニア建国戦争が終結して以降、大きな戦乱もない平和な時代。コロニー生まれの少年「トビア・アロナクス」は惑星間航行船スマシオン号に乗り、木星の教官「カラス」と共に留学生として木星に向かっていました。友達と仲良く食事を楽しんでいる最中に謎の密航者の少女「ベルナデット・ブリエット」と出会います。トビアがベルナデットを庇っている最中、ステーションが宇宙海賊の襲撃を受けます。白と黒の二機の「クロスボーンガンダム」に苦戦する防衛部隊。トビアはベルナデットと自分の身を守るため、モビルスーツで出撃しますが歯が立たず、すぐに撃墜されてしまいます。ですが、ガンダムパイロットはコクピットを潰すからすぐに飛び降りろ、と警告します。トビアは脱出に成功しましたが、何故ガンダムパイロットがあんな警告をしたのか疑問に思いながらもスマシオンに戻ります。が、トビアは船内に隠されていた地球へ運搬中の大量の毒ガスを偶然発見してしまいます。豹変したカラス先生に殺されそうになるトビア。その時、先程トビアが戦った白い「クロスボーンガンダム」がトビアを助けてくれます。状況がわからないトビアに対して、ガンダムパイロットは二つの選択を尋ねてきます。貝のように口をつぐんでこの場であった事を忘れて去るか、我らと共に真実に立ち向かうか、を。そのパイロットの名前は「キンケドゥ・ナウ」。こうしてトビアの「木星帝国」との長き戦いが幕を開けます。

 

 今作はガンダムのコミカライズの中では珍しく富野由悠季監督が関わっている作品です。よく巻頭コメントで長谷川君とは女の子の趣味が合わないなぁと言っておられました(笑)。なお、富野監督が関わっているのは無印だけで、スカルハート以降のクロスボーンガンダムシリーズには関わっていません。

 

 ガンダムではよくある事ですが、今作はF91では敵組織だったクロスボーン・バンガードが味方となっています。厳密には名を名乗っているだけの別組織です。

 F91のヒロイン、ベラ・ロナが母艦のマザーバンガードの艦長をしていて、木星帝国と戦うために組織が必要だったのですが、新たに組織を作るよりもロナ家の長女である事を活かして戦後散り散りになったクロスボーン・バンガードの残党を掻き集めた方が手っ取り早かったんですね。補給とか、活動資金援助的にも。しかし、それだと危険な貴族主義者も招く事にもなってしまうので良い事尽くしと言う訳でもないんですね。この要素が後の展開に響いてきます。

 

 クロスボーンガンダムは近接特化の機体で白と黒の二機が存在します。クロスボーン・バンガードは人手不足な上に補給も限られ、保有するモビルスーツも少ないです。開発元もバレないように肩式番号も変えてあります。

 クロスボーンガンダムはエネルギー消費が大きいビームシールドはあまり使わず、ビームを弾くマントをつけていたりとなるべく節約しながら戦っているんですね。キンケドゥの乗るクロスボーンガンダムの戦い方はかなり豪快で破天荒で見応えがあります。シンプルな武装でもそんな使い方があるのか、と驚かされますね。

 

 本作は少年漫画風なガンダムに仕上がっています。気になった方はガンダムF91と共にこちらも是非見てみて下さい。それでは!