星川レオの作品研究・紹介室

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発明BOYカニパン

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 今回再紹介するのは「発明BOYカニパン」です。テレビ東京系列で放送されていた一人の科学者志望の少年と一体のロボトの物語。声優・竹内順子さんのデビュー作でもあります。

 

 200年前、地球からやって来た「タイシ博士」が作り上げた人工惑星「シャラク星」。

 そこは空気や電力といった人が暮らすために必要なものは人工的に補えている人類の新たなフロンティア。

 そんな新たな星で思考型ロボット「ロボト」と人間がのんびり平和に暮らしていました。

 そのシャラク星で暮らす、将来は立派な発明家となって宇宙へ飛び出す事を夢見る少年「カニパン」は相棒のロボト「キッド」と共に早く一人前の発明家になるためにたくさん発明品を作って人の役に立とうとしていました。

 その間で失敗もしてしまうものの、カニパンは己の工夫と根性、ひらめきと友情を屈指。

 「ミルク」や「ラビオリ」などの愉快な仲間たちと共にカニパンは夢を目指して明日へ駆け抜けます。

 

 今作は元々は家庭用ゲームとして企画された作品。

 この世界で優秀な科学者となるには「発明家免許」を取得する必要があって、C級→B級→A級→S級→タイシ級の昇格制度が存在します。

 カニパンはタイシ級になる事を夢見ているのですが、彼はまだC級なんですね。

 カニパンは宇宙へ行くという夢を叶えるために毎話人々の暮らしに役立つような色んな発明品を作ってランクアップ審査を受けに行きます。

 無事にランクアップできたからといって油断はできず、慢心して日々の研鑽を忘れてそのランクに相応しくなかったり、不手際を起こしたりすると降格させられる可能性があったりと厳しい審査であり、その厳しさから発明家志望の人間が減ってしまっている世界でもあります。

 また、アンチロボトを掲げる存在や、それを止めるために治安を守る「ナッツ」さんが所属する「デバッグ隊」もいたり、キッドにカスタマイズパーツを付けたりと発明もの要素だけではなく、バトル物の要素もあったりします。

 カニパンは十歳という若さでありながら、その若さを覆すような閃きを活かした発明を作中、次々と造っていきます。

 カニパンがそんなすごい発明ができるのは才能だけの話ではなくて、自分が造ろうとする発明品に夢や想いを込められる事。

 将来はタイシ級の科学者になりたいとカニパンは願っていても、それは険しい道のりでひょっとしたら夢は叶わないかもしれない。

 けれども、カニパンは自分が造った発明品に必ず「この発明品には後の未来の自分でも役に立てるような、長く使っていけて人の役にも立てる要素を取り入れよう」と考えながら造っているんですね。

 例え、叶わない夢かもしれないと心の中では不安に思ってはいても、その作ろうとしている物に愛情や未来への想いを取り入れ続ける事は創作者としては忘れてはならない大事なエッセンスである。

 そんなカニパンの常に自分の未来を見据えての姿勢は発明品だけに留まらず、色んな物作りにも通用する姿勢であり、視聴していた筆者も多大にカニパンの影響を受けていて、今もカニパンの言葉を胸に生きています。

 カニパンの夢見る姿勢はランクアップ審査にも影響を与え、パートナーロボトのキッドもカニパンを信頼。

 カニパンの前では全然素直じゃない高飛車お嬢様ミルクも本人が気づかぬ内にそんなカニパンの姿に惹かれていったりもします。

 

 閃いた!気になった方は是非見てみて下さい。それでは!