
今回紹介するのは「機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス」です。長谷川裕一が描いた機動戦士Vガンダムの外伝漫画作品です。
原作はこちら
歴史は常に表に出なかったいくつかの断片を持つ…。これは、そうした失われた記録の一つ…である。
宇宙世紀153年。マリア主義を唱え、地球圏統一を狙うザンスカール帝国と、それに対抗するリガ・ミリティアの戦闘も激化する中。コロニーサイド6の外れで「連結された2つの超巨大コロニー」が発見されます。ザンスカール帝国はこれをツイン・コロニー・レーザーではないかと判断し、強奪またはリガ・ミリティアの手に渡らないように破壊を企てます。
一方、リガ・ミリティアの若きガンダムパイロット、ウッソ・エヴィンは謎の黄金のモビルスーツと遭遇し、敗北。そこを木星爺さんを名乗る謎の老人に救出され、ウッソは幼馴染のシャクティによく似た女の子「カムイ・ギアン」と共に巨大コロニー「ダンディ・ライオン」へと連れられてしまうのです。
今作は珍しい機動戦士Vガンダムの外伝作品。Vガンダムはかなりきっちりと設定がされていて、外伝を入れる隙間があまりない作品なのです。
ウッソがリガ・ミリティア本隊と離れていられる時間的余裕がほとんどなく、何とか外伝を入れられそうな隙間を見つけられたそうです。それはウッソが「魚の骨」という小型宇宙船と共にVダッシュガンダムに乗って行動している頃。今作はその話の付近の時系列となっています。
ウッソを助けた木星爺さんを名乗る男「グレイ・ストーク」。グレイ・ストークとは海外映画の主人公「ターザン」の本名の事でつまり、偽名です。
彼はどこかのガンダムの主人公によく似ている人物。「機動戦士クロスボーンガンダム」では度々登場する人物で今作は時系列的にはクロスボーンガンダムの主人公トビアたちとは面識があった後のお話なのですが、今作の方が作られたのは先なので初登場は今作となっています。
乗っているモビルスーツ「ガンプ」もどこかの主人公ガンダムによく似ていて、それどころか今作では頭の外装が外れると見覚えのあるガンダムフェイスを披露してくれます。
彼の目的は「地球圏から逃げ出す事」。それは一体何を意味するのか?必見です。
ウッソはダンディ・ライオンを見学した際、コロニー内に広がる大きな自然やそこに住む元気な人たちを見て、まるで故郷のカサレリアみたいだと懐かしく思います。
しかし、ウッソは勘が鋭いスペシャルな子。コロニー内なのに住む人が少なかったりとダンディ・ライオンの奇妙な部分も同時に感じ取ります。
「明日」を目指し、長き戦いを経て、疲れてしまったグレイ・ストークと今の時代を懸命に戦い、必死に戦争を生き延びようとする「嘘みたいな子供」ウッソとの対比関係は今作の注目ポイントです。
今作の敵は「ジョング」を駆る「スケイル」。彼は黄金のモビルスーツに乗るニュータイプ部隊「ゴールデンエッグス」を率いるザンスカール帝国の少佐。
彼はゴールデンエッグスでは最強であり、そのせいか周りの全てを見下し、誰も信じていない恐ろしい人物。
彼は目の前にいるのにどこにいるか正確に掴めず、何機もいるように見えたり、揺らいだり、捉えているのと別の方向にいるように感じたりと不思議な戦い方をし、ウッソを苦しめます。
ジョングとはリガ・ミリティアが「ガンダム」の復活を願って「Vガンダム」を作ったようにザンスカール帝国もそれに対抗して「ジオング」を今のザンスカールの技術で発展・再現しようと試みた機体です。シャクティに似た女の子、カムイもこの部隊に所属しています。
果たして、グレイ・ストークが目指そうとしている「プロキシマ・ケンタウリ」とは何の事なのか?気になった方は是非
シャクティ「見て下さい!」