星川レオの作品研究・紹介室

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ウルトラマンサーガ

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 今回紹介するのは「ウルトラマンサーガ」です。ウルトラマンシリーズ生誕45周年記念、また東日本大震災復興支援作品としても製作されたウルトラマンゼロを主演とした三作目の劇場作品です。

 

前作はこちら

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 マルチバース宇宙の中でウルトラマンの存在しない別宇宙。そこにある地球「フューチャーアース」。

 そこは「バット星人」が宇宙恐竜「ゼットン」を養育する実験場と化しており、地球人類を含めた全ての生命体はほとんど消失していました。

 しかし、残された7人の若き女性たちは身寄りのない9人の子供たちを守るために地球防衛組織「チームU」を結成。

 そんな中、怪獣「アーストロン」が出現。チームUのリーダー「アンナ」が危機に陥りますが、そこに突然現れた「ウルトラマンダイナ」に助けられます。

 一方、ウルティメイトフォースゼロとベリアル銀河帝国が戦った別宇宙アナザースペースでベリアル銀河帝国の残党と戦っていたウルトラマンゼロは謎の呼び声に導かれて、時空を超えてフューチャーアースへとやって来ます。

 同じ頃、ダイナが活躍した別宇宙「ネオフロンティアスペース」の火星で「スフィア」の残党が襲来。

 「スーパーGUTS」の新人隊員「タイガ・ノゾム」が「ガッツイーグルα」で迎え撃ちますが、バット星人の巨大宇宙船に遭遇してスフィアもろともフューチャーアースへと飛ばされてしまいます。

 更に「コスモス」も現れ、多の宇宙から続々とフューチャーアースへと集っていく戦士たち。ゼロは果たしてこの戦いで何を得て、学んでいくのか?

 

 今作はウルトラマンゼロをメインとし、生誕15周年のダイナと生誕10周年のコスモスを客演に迎えた記念作品。

 東日本大震災が起こる前日にストーリーが完成していて、一時は制作中止にまで追い込まれましたが、復興支援作品として制作される事になり、ビルが破壊される描写は禁止など制約は課せられたものの、何とか無事公開となりました。

 ストーリーに特に変更はなく、舞台が荒廃世界ではなく、人が消失してしまった街と舞台設定が変えられました。

 今作はディレクターズカット版も存在していて、初代、セブン、新マン、エース、レオが本人で登場して活躍する場面が見られるのでディレクターズカット版がおすすめです。

 ダイナとコスモスが本作だとタイプチェンジしないのがよく突っ込まれるのですが、理由は不明となっています。

 ダイナは元々一回しかタイプチェンジできないので気にならないのですが、コスモスはルナモードで戦ってるので少し違和感がありますね。

 

 今作はダイナとコスモスの本編後の後日談を見る事ができるのも嬉しい要素です。

 アスカは本編最終回だと行方不明になり、ウルトラ銀河伝説 THE MOVIEで生存を確認。今作はその後、アスカが色んな宇宙を放浪していて「君だけを守りたい」を聞かせながら多くの人たちを勇気付けていた事が判明しました。

 ムサシもカオスヘッダーと和解後、同じ部隊だったアヤノと結婚しており、地球とは別の惑星で怪獣たちと共存している事が判明したりと本編終了後もみんな元気でやってるよ、というのがわかるようになっています。

 

 タイガ・ノゾムはスーパーGUTSマーズのルーキー隊員。ウルトラマンゼロが一体化する二人目の人間。

 しかし、最初はウルトラマンゼロを拒絶して変身しようとしません。ゼロが無理矢理変身させても小人だったりと活躍できなかったりします。

 彼は子供の頃に両親が怪獣災害に遭った際にウルトラマンダイナが救ってくれなかったのがトラウマとなってしまっています。

 今作はタイガ以外にも「僕がピンチの時にウルトラマンは来てくれなかった」とかなり震災被害に遭った子供たちの心情を意識した作りになっていて、踏み込んだ内容となっています。

 ウルトラマンはティガやガイアなどでも自分たちウルトラマンが創作上の存在である、という展開が度々あるのですが、そんな現実でも悲しい思いをした子供たちをどう納得させるかが今作のテーマでもあり、難しいところです。

 

 今作の敵のバットン星人とゼットンは別個体ではあるものの、ウルトラマンへのリベンジ。

 養殖ゼットンでもここまでやれるんだぞ、という帰ってきたウルトラマン最終回に出て来た養殖ゼットンの弱いイメージを払拭させる程、ハイパーゼットンは強敵となっています。

 第一形態はクリーチャー感の強い見た目で、第二形態はスマートな見た目となってゼロたちを苦しめます。

 

 僕らにはまだ輝く希望がある!気になった方は是非見てみて下さい。それでは!