
今回紹介するのは「真・女神転生デビルチルドレン 黒の書/赤の書」です。ゲームボーイカラー専用ソフト、後に両バージョンが遊べるプレイステーションでも発売された女神転生シリーズの一つです。
2000年7月。世界的な経済不況に加え、地球は原因不明の大気物質に覆われ異常気象に見舞われていました。「甲斐刹那」と「要未来」の住むハラジュクも7月だというのに雪が降り積もっていました。
(黒の書)
ある日、刹那の元に差出人不明の小包が届きます。中身はポケットパソコンの「ヴィネコン」と謎の銃「デビライザー」、そして虹色に輝く不思議な角でした。
刹那が小包の中身を確認してすぐに、小包の中身を奪おうとデビル達が出現。しかし、小包は不思議な力で護られていてデビル達には手を出せませんでした。
小包強奪に失敗したデビル達は刹那の弟「ナガヒサ」を誘拐。刹那を暗殺しようと企みます。
刹那が窮地に立たされた時、不思議な声が聞こえ出します。その声に導かれるままにデビライザーのトリガーを引く刹那。召喚されたのは、ケルベロスの「クール」。
クールの力でデビル達を何とか撃退した刹那は連れ去られたナガヒサを救うため、魔界へと旅立ちます。
(赤の書)
刹那の旅立ちの翌日。学校帰りの未来は、「ユーキ」という少年から赤い箱を渡されます。中身は刹那と同じくヴィネコンとデビライザー。そこへ謎のデビル「ソウタ」が襲撃。ミライの持っていた母親の形見である「虹色の宝石」が奪われてしまいます。
ソウタから母親の形見を取り戻すため、デビライザーのトリガーを引く未来。召喚されたのはグリフォンの「ベール」。ベールの力でソウタを撃退し、何とか宝石を取り戻します。そして、未来は行方不明の父親を探すために魔界へと旅立ちます。
こちら、2バージョンで戦うボスは同じでアイスランド、マーブルランド、サンドランド、フォレストランド、ファイヤーランド、セントラルランドの6つの魔界を巡るのも同じなのですが、ストーリーは異なるものとなっています。
例えば、フォレストランドだと王のベリアルは未来には金のリンゴパイの制作を頼むのですが、刹那の場合はその完成した金のリンゴパイが盗まれたから取り返してくれ、という2バージョンで前後関係の話になっていたりします。
マップは両バージョンとも同じですが、クールでないと行けない場所や、逆にベールじゃないと行けない場所があるため、宝箱を見つけても対応したパートナーじゃない場合はどう足掻いても全部の宝箱は取れないようになっています。
戦闘システムは従来の女神転生シリーズと同じくコマンドバトル方式。デビルチルドレンはデビライザーやキングライザーで仲魔を呼び出して戦います。
交渉システムも健在。うまく交渉できれば仲魔にする事ができます。ランダム性が高いシステムでお金を取られた後、「やっぱりいいや」と断られてお金を取られるだけだったり、「気にいらないからやっぱ戦うわ」、と色々と気まぐれで仲魔にはならないというパターンがあったりと場合によっては理不尽な目に遭います。
仲魔同士を合体させるシステムがあるのですが、こちらも2バージョンで異なります。
黒の書は「混血合体」で違うデビル同士で合体して全く違うデビルを作り出せます。
赤の書は「純血合体」で同じデビル同士を合体させて更に強くなった同じデビルを作る事ができます。
また、たまに「合体事故」が起きてレアなデビルになる事もあります。
今作はデビル毎にレベルが固定されていて、それ以上は強くなれないため、レベルを無視して無理矢理強くできる純血合体の方が筆者は気に入ってましたね。ネコマタを乱獲して最強のネコマタとか作ってました。
尚、混血合体の方の黒の書の方も特訓システムを活用すればレベル無視できたりします。
今作は子供向けと侮るなかれ、従来の女神転生シリーズに負けないくらいハードな展開となっています。
ナガヒサや「タカジョー・ゼット」、「エレジー」の意外な正体などがそうですね。デビルだけでなく、天使や創造神までもがストーリーに関わってきて壮大なストーリーとなっています。
大魔王ルシファーが人間ととある子供を作ったという、あの大魔王ルシファーを惚れさせる人間の女性って何者だよ、とすごい話になっているので必見です。
紹介したものの、デビルチルドレンシリーズはほとんどがプレイ困難となっています。リメイクかリコレクション化が望まれますね。それでは!