
今回紹介するのは「魔神英雄伝ワタル2」です。魔神英雄伝ワタルの続編に当たる作品です。
前作はこちら
救世主ワタルの活躍でドアクダーの支配から解放された創界山。
ですが、一見平和なこの世界に新たな魔の手が忍び寄っていました。
創界山の上空にある「星界山」がドアクダーの弟ドワルダーの手に落ちてしまったのです。
天に輝く七つの星。星界山の光は創界山の虹に力を与えていると言われています。
その星界山がドワルダーに乗っ取られ、創界山の虹もすっかり色を失ってしまいました。
そして、人々の祈りが再び救世主ワタルを呼び戻します。
ワタルが創界山から戻ってしばらくした後。
いつものようにシュンや由美と遊んでいたワタルは龍神池で龍神丸と再会します。
創界山が新たな危機に見舞われている事を知ったワタルは急いで創界山に行き、聖龍妃や飛龍子から詳しい事情を聞きます。
ドワルダーと戦う決意をしたワタルに星龍妃は新たな武器「星龍剣」と不思議なおにぎり「フシギリ」、フリスビーの「回転円龍盤(フリフリ)」を授かって再会したヒミコとシバラクと共に旅立ちます。
今作は「魔動王グランゾート」の後に制作された前作ワタルの続編作品。
前作と同じく、RPG風の世界観に一話完結方式の話、と基本フォーマットは変えずに第一から第七聖界までワタルたちが旅して登っていくお話なものの、途中から番外編的な宇宙界や星天界、犠牲の塔などを挟んだりと変化球も投げたりします。
当時の流行だったおにぎりやフリスビー要素もワタルに取り入れ、龍神丸たちも装いを新た「新星龍神丸」となりました。
最初はワタル、ヒミコ、シバラクと前と同じメンバーで旅していくのですが、第三星界限定の仲間で「忍神丸」を操る「鬼輪伴宙太」が加わったり、また鳥になってしまったクラマや虎王とも再会。また、訳ありの新キャラ「海火子」も関わったりと前作に負けじと賑やかになっていきます。
今作は最初はマンネリでいいんだ、という制作スタイルだったのでワタル、ヒミコ、シバラクの三人での旅だったんですね。ですが、視聴者の子供たちは新しい要素を求めていて、低年齢層と上年齢層では求めているものが違うという事を制作陣は理解し、これまでと違う新しいものをやりたい、という話に段々となっていって、それから2は色んな試みがされた作品になっていきました。
まず、ワタルたちが聖天界に行く話だとロボットが一切出て来ずにキャラクターの過去などを一人ひとり描いていく話があります。中には抽象的な話もあったり、シリアスだったりします。
シバラクやクラマの過去やヒミコの未来の姿のような人物などが現れたりと、ワタルたちはそれぞれの自分が持つ愛を探す事になります。
販促番組でロボットが出て来ない話が5話も続くのはかなり挑戦的でした。
スタッフ内でも販促番組としていけない事をしている罪悪感があったようです。
ワタルは女性ファンも多かったのでキャラクターの掘り下げに力を入れての試みだったのですが、ロボアクション目当てのファンには5週も続くのは退屈に見えたかもしれませんね。
他にもワタルの仲間内で闇落ちが発生し、敵対する事になるキャラもいます。
29話から「超激闘(ファイト)編」とタイトルが追加されたりもして、2は色んな新しい事を試して手探りをしている間に後半尺が足りなくなって展開が駆け足になってしまったりもしました。
子供受けは悪かったものの、放送を終えた後は戦闘シーンを削っただけあって、クラマの失った恋人への想いや、昔は荒くれ者だったシバラクなどの濃厚なキャラ掘り下げは満足度が高く、評価される流れとなりました。
海火子はワタルに影の如く付き纏う謎の少年。
根は純情ですが、とある事情で斜に構えてしまっている少年でもあります。
乗機は雷系の技を得意とする「夏鬼丸」でワタルたちは夏鬼丸の乗り手が海火子だという事を知りません。
ワタルを狙ってはいるものの、自然と助け合う流れになっていき、本人も知らない内に仲良くなっていきます。
はっきし言って、超面白かっこいいぜ!気になった方は是非見てみて下さい。それでは!