

今回紹介するのは「スーパーロボット大戦A/スーパーロボット大戦A PORTABLE」です。ゲームボーイアドバンス専用ソフトとして発売され、後にプレイステーションポータブルでリメイクされた作品。GBA版の方は今年で発売25周年を迎えます。
新規参戦作品は「機甲戦記ドラグナー 」と「機動戦艦ナデシコ」でした。
この頃だと新規参戦作品は少なめだったので二作品ともメインで扱われていて目立っています。
ただ、ナデシコが初登場するステージはNPCのアキトが勝手に敵に突っ込んでやられてゲームオーバーになってしまうのでナデシコ知らない人の第一印象が悪くなってしまったりはします。
新システムとしてはGBA版だと本体のHPとは別にシールドにHPが設定されるシステムが導入されましたが、あまり意味がなく、A以降は続きませんでした。
隠しユニットを仲間にせずに倒した場合、「V-UPユニット」という強力な強化パーツを得られるシステムもありましたが、こちらもA以降は続きませんでした。
リメイクされたPSP版だと前述のシステムはオミットされ、「連続ターゲット補正」システムが導入。
回避を何回かしていくとその避け続けた回数だけ自分の回避率が下がっていくシステム。回避する度に機体が疲れていってしまうんですね。
これによって、回避率と攻撃力が高い機体を敵陣に突っ込ませて無双、というやり方が出来なくなった訳です。シミュレーションゲームとして戦略性が上がった訳ですね。
一度攻撃に当たると補正はリセットされ、また回避率が下がっていきます。
これは敵にも適用されているので、場合によってはこちらもわざと相手に攻撃を避けさせる囮攻撃を行った後、強力な攻撃を当てる、という戦法も可能です。
雑魚相手に精神コマンドを使うのは勿体ないのと、このシステムがあるため、PSP版は元のAより難易度が高くなっています。
ドラグナーのケーンたちとオリジナル男主人公のアクセルは作中でも仲が良いのですが、今作の難易度と噛み合って不思議と、何だか死線を共に乗り越えて来た戦友感がある気がして来ます。
更にスキルパーツシステムもあって、敵を倒すともらえる物で、自分のお気に入りのキャラクターにスキルをつけてカスタマイズする事ができます。
また、撃墜数ボーナスというのもあって、50機倒すとパイロット個人個人にそのキャラの性格をイメージした能力が新たに付与されます。
修理費システムもなくなったりとAPは色んな試みが試された作品でもあります。
Aに参戦している宇宙世紀ガンダムシリーズたちは結構時系列がはちゃめちゃになってカオスになってるのが特徴的ですね。
ストーリーのメインとなるのはガンダムZZとガンダム0083 スターダストメモリー、ガンダム08MS小隊。
今作は逆襲のシャアの見た目の大人アムロなのに敵はファーストガンダムの見た目のシャアとなっています。ララァやランバ・ラル、黒い三連星も生きています。
それでシャアがクワトロになっていない事になっているのにZガンダムの主人公カミーユが精神崩壊していて、Zの敵組織ティターンズも既に壊滅済み。
ガンダムZZの主人公のジュドーもまだ敵役のハマーンと決着をつけてないのに木星に行ってたりします。
途中でシャアはクワトロとなって味方になるのですが、隠しキャラ条件を満たすとララァも生存して仲間になります。あんた正体隠す気ないだろ、って話になって面白いんですね。
そこにアナザーガンダムシリーズ、原作再現をするGガンダムとテレビ版の再現は終了済みのガンダムW ENDLESS WALTSが加わるので更にカオスとなります。
Aは隠しキャラ条件が二者一択だったり、「えっ?このキャラで説得するの?」というのが多くて難解だったりもします。
前者だとGガンダムの東方不敗マスターアジアか、ナデシコのダイゴウジ・ガイかどちらかしか助けられません。
特にガイに関してはアキトとの合体攻撃「ダブルゲキガンフレア」を使うのに必要で、ガイを生存させるか死亡させるかでアキトの運用方法と火力バランスが大分変わってしまいます。
更にZガンダムのフォウかロザミアかも片方しか説得して仲間にできなくて、これじゃまたカミーユが精神崩壊するんじゃないか?という究極の選択を迫られたりします。
後者だとガンダムZZのプルとプルツーが敵として出て来る話があるのですが、その時点でジュドーはまだ仲間になってないんですね。
何も知らないプレイヤーは「この話はジュドーが増援に来るのか?」となってジュドーを待つ事になりますが、ジュドーは全然来ません。
プレイヤーは「おかしい、ジュドーはいつになったら出て来るんだ?」となる訳ですが、実はプルとプルツーを仲間にするにはグレミーを倒した後、カミーユとプルを一回だけ戦闘させて両者が生存しないといけないんですね。
調べないでこんなのわかるかい!となったプレイヤーも当時多かったという話です。
また、Aは敵から仲間にしたキャラが多いと特殊な会話イベントが発生するため、なるべく多く仲間にした方がいいです。助けた甲斐があったな、と思えるイベントとなっています。
オリジナル主人公は男女二人いて、選んだ方が主役となって選ばなかった方はライバルキャラとなります。
記憶喪失のかなりチャラけた男主人公「アクセル・アルマー」

へんてこりんな敬語を使うミステリアスな女主人公「ラミア・ラヴレス」から選択。

そこから乗る機体も選択できて、男専用のスーパーロボット「ソウルゲイン」、女専用のスーパーロボット「アンジュルグ」。
男女共に選べる「ヴァイサーガ」「アシュセイヴァー」「ラーズアングリフ」の五機から選択する事になります。
アクセルは神奈延年さんのふざけ演技が面白く、ファンからはアホセルと呼ばれていたりします。ドラグナーのケーンたちの明るいノリと合ってるので相性が良く、作中でも仲良くなります。
ラミアは清水香里さんが演じていて、こちらも影響力が高く、リリカルなのはのシグナムの元ネタとなるキャラ。
そのミステリアスさにゲッターチームの隼人からは警戒されています。
極めて近く、限りなく遠い世界へ。気になった方はプレイ困難ではありますが、是非プレイしてみて下さい。それでは!