

今回紹介するのは「機動戦士ガンダムZZ(ダブルゼータ)」です。機動戦士Zガンダムの続編作品で今年で放送40周年を迎えます。
前作はこちら
「時に宇宙世紀0088年。遂にティターンズとエゥーゴの戦いも終わった!俺の名はジュドー・アーシタ!サイド1のシャングリラコロニーに住んでんだ。俺たちもしぶとく稼がにゃ生きていけない訳よ!
…で、始めたのがジャンク屋。つまり、モビルスーツなんかのスクラップを拾い集めてくるお仕事。結構、キツイんすよ。これが…。
しっかし、ひでぇ世の中。戦争も終わってやっと平和になるって思ったら大間違い!まだまだ戦いは終わっちゃいなかった!ハマーン・カーンのアクシズ軍が地球圏をザビ家で支配するために各サイドのコロニーへ侵攻を始めたんだ!全く、大人たちって勝手なんだから!
でも、エゥーゴも連邦もボロボロ状態。とてもアクシズ軍を止める事なんてできやしない。もちろん、アーガマも同じだった。
それでシャングリラにアーガマがやって来た!修理と補給をする為だろうけど、こいつは一儲けするチャンス!何たって、あのZガンダムを積んでんだ!Zを頂けたら、これを売ってガッポリ儲かっちゃう!
しかし、その時、アクシズから派遣された軍艦もシャングリラへやって来ていた!ちょ、ちょっと!このシャングリラで戦いを始める気!?ここには可愛い妹と大事な仲間がいる!そんな事、俺がガンダムで止めてやるよ!!
子供はみんな、ニュータイプ!見せてやろうじゃないの!大人たちにはさ!」
今作は前作のZガンダムで戦死者が続出したのと主人公カミーユ・ビダンが精神崩壊する過程をじっくりと描いていったためにかなり暗い展開となってしまったので、「明るいガンダム」をテーマにして作られました。
ジュドーたち、シャングリラチルドレンはみんなニュータイプで個性をバリバリに発揮して大暴れ。ブライトさんを困らせていきます。
また、ZZにはファーストガンダムを意識した原点回帰要素もあって、二話完結の単発エピソードが多くあります。
ガンダムのメインテーマである環境問題も取り扱っていて、コロニー暮らしのスペースノイドである「エル・ビアンノ」や「エルピー・プル」たちにブライトさんが自然の話を教えてあげたりもします。
お話としては前作Zガンダム最終決戦でティターンズは壊滅、エゥーゴも組織的にかなりの痛手を負ってしまうのですが、そんな中、ハマーン率いるアクシズは戦力を温存しており、漁夫の利を得る事に成功しました。
ハマーンは新たに「ネオ・ジオン 」を名乗り、ザビ家の忘れ形見「ミネバ・ザビ」を旗としてかつてザビ家が成し遂げられなかった悲願を今度こそ、実現しようとします。
ネオ・ジオンは行く当てのない逆賊扱いのティターンズの残党たちも戦力に率いれているという話もあり、ジオン残党狩りを目的としたティターンズがネオ・ジオンに入るというすごい皮肉な事になってしまったんですね。
ネオ・ジオンは弱体化したエゥーゴと連邦軍など敵ではない、と順調に進軍しているかと思いきや、ハマーンの近くにいるミネバ・ザビは偽者なのではないか?と一部のネオ・ジオンの軍人たちは囁き始めます。
ハマーン的には前回の戦争で心身的に滅入ってしまったミネバを気遣っての影武者だったのですが、誤解される形となってしまいます。
それでネオ・ジオンに亀裂が入っていき、暗雲立ち込めていくのがZZのストーリーラインです。
そんなネオ・ジオンの抗争に巻き込まれながらもジュドーたち、シャングリラチルドレンたちは世知辛い宇宙世紀を懸命に生きていきます。
明るいガンダムを目指していたものの、それでもやはり、ガンダムの戦争ものという作風には逆らえず、後半の展開では戦死者続出で暗い展開になるのは免れませんでした。
ただ、ジュドーと関わった事で精神崩壊したカミーユは回復の兆しが見えたり、ジュドーたちもそれぞれ自分たちなりの答えを出したり、自立をしていくのでジュドーたちの、彼らにとっての「アニメじゃない」「本当の、現実の事」を掴めたとは思えます。
ZZは本来はハマーンと生きていたシャア、ジュドーの三つ巴の戦いになるはずだったのですが、製作途中に劇場版「逆襲のシャア」の制作の話が来てしまったため、富野監督が途中で抜けてしまうというトラブルが起こりました。
それで本来出すはずだったシャアは劇場版に回され、シャアの代わりとなったのが「グレミー・トト」です。
おかげで初登場時は一兵士に過ぎなかったグレミーは作中、大出世を遂げます。
グループ内のリーダーは問題児の一人「ビーチャ・オレーグ」なのですが、行動力があり、リーダーシップをよく発揮しているのは実質ジュドーなので紅一点であるエルもそんなジュドーの頼りになるところに惹かれたりしています。
逆にそんなエルの気を引いてる事や、最年長の自分よりもリーダーしているジュドーに対してビーチャは嫉妬しているところがあって、「モンド・アカゲ」と共に過激な行動を取ったりします。
ジュドーの両親は出稼ぎに出てから一度も帰って来ず、そのためしっかり者の妹「リィナ」と二人暮らししています。
兄妹二人で長く暮らしているため、ジュドーはリィナを溺愛しており、リィナを良い学校に通わせるために自身は学校をずるけ、ジャンク屋で学費を稼ぐために日々仲間たちと共に如何に金儲けできるかを企んでいます。
以前に別の記事でも書きましたが、ジュドーは自身が望む時にニュータイプの能力を引き出す事ができて、必要ない時はニュータイプ能力を使わないようにできる指向性を持った器用なニュータイプです。
リィナとの二人暮らしやジャンク屋をやっているからこそ、自然と得られたジュドーなりのニュータイプ能力なんですね。
モビルスーツ乗りとしても初期の頃はZガンダムの性能に振り回されますが、すぐに適応。
ZZガンダムを主な愛機とし、その後も状況によってはZガンダムや「百式」に乗り換えて器用に戦っていきます。
リィナが危機に陥った際は周りが見えなくなって暴走しがちなジュドーですが、本来は割と落ち着いた兄ちゃんなのです。
ニュータイプの修羅場が見られるぞ!気になった方は是非見てみて下さい。それでは!