
今回はバレンタイン特別企画。アニメや漫画などで取り扱われるバレンタイン回を特集しようと思います。
そんな中で今回はロックマンのバレンタイン回を紹介…というよりは感想みたいな形となります。
ロックマンでバレンタインが取り扱われているのは出月こーじ先生が描くロックマン8 第2話「閃光フラッシュボム」です。
基本的にロボットもののロックマンシリーズでバレンタインが取り扱われるのは珍しいです。
現在、オフラインゲーム化した「ロックマンX Dive」にてバレンタインの装いをしたアイリスとシエルがいるくらいですね。


ロックとライト博士が宇宙からやって来たロボット、デューオを回収して調べている頃のお話。
ライト博士はお手伝いロボットのロールちゃんにコーヒーを淹れて欲しい、とロックに伝言を頼みます。
しかし、ロールちゃんは街へチョコを買いに行っていたのでいませんでした。
ロボットなのに何故チョコを買いに?と疑問に思うロック。
その日はロボットでも食べられるチョコレートが新発売される日でした。
ロールちゃんは今年からロックにチョコをあげられるようになるから上機嫌です。

ロックとロールちゃんは兄妹なのですが、漫画とかだと恋人みたいに扱われる事が多いですね。
無事にチョコを買えたロールちゃんですが、突然チョコレートショップが爆発します。
その爆発はワイリーナンバーズの一人、爆破マニアの「グレネードマン」の仕業でした。

出月版だとグレネードマンはゲームの方とキャラが異なってオカマキャラとなっています。
声が二又一成さんで後にロックマンX4だと二又さんはオカマキャラのサイバー・クジャッカーを演じる事になるのである意味、予言めいたものとなりました。
Dr.ワイリーは今まで誰からもチョコをもらえず、チョコレート会社の思惑に乗って人々が浮かれるバレンタインデーが大嫌いでした。
そんな悲しみ怒るワイリーの姿を見たグレネードマンは少しでもワイリーの気が晴れる事をしたい、と世の中のチョコというチョコを全部破壊すると決断します。過激過ぎる。
ロールちゃんは女の子の楽しみにしているバレンタインデーを滅茶苦茶にするなんて許せない、と反論。
グレネードマンは意外にもあんたの言っている事は正しい、とロールちゃんの言い分を認めてきます。意外と良識があるのか?
しかし、ワイリーが嫌いなものは自分たちワイリーナンバーズも同じく嫌いなのだ、とグレネードマンは反論して来ます。
ワイリーは世界的には嫌われ者ですが、元々はロボットが好きな科学者の一人なので自分が造ったロボットたちからは慕われているんですよね(フォルテ以外)。
次にロールちゃんはチョコは全自動無人チョコレート工場で作られているものだから店を壊しても意味がない、と突っ込むとグレネードマンは精神的に大ダメージを負います。
しかし、グレネードマンはそれを聞いてすぐに全自動無人チョコレート工場へと向かってしまい、ロールちゃんは自分の発言のせいで工場が狙われる事になってしまったので責任を感じ、急いで追いかけます。
一方、ロックマンは爆破現場にやって来ましたが、ロールちゃんは見当たらず。ロールちゃんはロボットですが、人工皮膚に匂いがあるのでラッシュの鼻を頼りに追いかけます。
ロールちゃんがチョコレート工場に辿り着くと、グレネードマンは既に工場の破壊活動を行なっていました。

ロールちゃんはワイリーには私がチョコをあげるから工場の破壊をやめて、年に一度のみんなの大事な日を壊さないで欲しい、と頼んで来ます。
ロールちゃんの事を大した博愛主義者だ、と罵るグレネードマン。
ならば、その言葉が本気のものかどうか確かめるためにも、あんたが大事そうに持っているロックマンにあげるチョコレートをワイリーに渡せ、とグレネードマンは要求して来ます。
ロールちゃんは迷いますが、ワイリーにはこれとは別のチョコレートをあげるからと発言してグレネードマンはキレます。
それでは義理チョコじゃないか、一番大切なチョコじゃないと意味がないだろう、とロールちゃんを攻撃。

ロックマンに渡すつもりだったチョコレートはグレネードマンに踏み潰されてしまいます。

悲しむロールちゃんに容赦なく攻撃し続けるグレネードマン。

そこに遂に我らがロックマンが登場。グレネードマンと交戦に入ります。
原作ゲームの方だと弱点特殊武器なしでグレネードマンと戦うのは結構難しいのでロックマンが最初に戦う8ボスにグレネードマンが選出されたのは珍しい展開です。大抵の人は最初に倒すのは「テングマン」か氷ボスの「フロストマン」なので。
グレネードマンに踏み潰されてしまったチョコレートは周りの火災による熱で溶け始め、動揺したロールちゃんは自分のメインパワーを切って外装電力だけで冷却装置を作動させ、体内でチョコを冷却し始めます。
ラッシュは動けなくなったロールちゃんを気を利かせて外に連れ出してくれます。
ロックマンはロックボールでグレネードマンのフラッシュボムに対抗しますが、フラッシュボムの高熱と閃光でロックボールはグレネードマンに当たる前に誘爆してしまいます。
閃光のせいで目潰しもされてしまったロックマン。
何とかロックバスターを放ちますが、グレネードマンは「爆弾は物を壊すためだけに造られた芸術品!その芸術をせわしい飛び道具で汚すな!」とキレて来ます(ノーマルショットを使いながら)。
グレネードマンの追い討ちにより、チョコレートのタンクに落ちてしまうロックマン。
それを見て「ロックマンチョコの出来上がりよ!」とハイテンションになるグレネードマン。
ロックマンは奇策を思いつき、自分のヘルメットの中にロックボールを入れて投げます。結果、ヘルメットはフラッシュボムを貫通し、ロックボールはグレネードマンに直撃。
グレネードマンは物を壊すよりも自分が壊れる方が気持ちいい、と変態的理解をしてやられました。
事件解決後、ロールちゃんは再起動しますが、チョコレートは完全に変形してしまいました。これではロックにチョコは渡せない…そう諦めていたところ、いざ開けてみると…

溶けたチョコレートはロールちゃんの動力炉で型押しされ、「ハート型のチョコレート」になっていました。
こうして、ロックマンは武器チップのフラッシュボムと一緒にロールちゃんのチョコを守りたいという想いが形作ったチョコレートをもらう事ができました、という心温まるエピソードとなっています。
この1エピソードだけでなく、出月先生のセンスが込められたお話が後13話も本編で描かれています。気になった方は是非読んでみて下さい。それでは!