
今回紹介するのは「金色のガッシュ!!」です。雷句誠先生が週刊少年サンデーにて連載していた、サンデーの看板作品の一つです。
「高峰清麿(たかみねきよまろ)」は頭が良過ぎるため、人生に退屈し、学校へも通わなくなった中学生。
そんな清麿への誕生日プレゼントとして父・清太郎が遣わしたのが不思議な記憶喪失の子供「ガッシュ・ベル」でした。
腑抜けた清麿を鍛え直すと宣言したガッシュはクラスの不良や銀行強盗を清麿に退治させ、清麿の心と周囲の目を変えていきます。
その過程で次第に明らかになっていくガッシュの秘密。
ガッシュは清麿にしか読めない「赤い本」を持って呪文を唱えると様々な雷の技を出せるのです。
やがて、ガッシュが千年に一度に行われる魔界の王を決める戦いに選ばれた魔物の子の一人である事が判明。しかも、ガッシュは口から電撃を放つと気を失ってしまう落ちこぼれ。
魔物の子たちはそんなガッシュを狙って次々と襲い掛かります。しかし、清麿の頭脳とガッシュのガッツが合わされば無限大の強さを発揮。清麿とガッシュは共に戦い、次々と強者たちを返り討ちにしていきます。
今作は人間と魔物、別の生物である二人が手を組んで魔界の王を目指すというバトルロイヤルストーリー。
落ちこぼれだと思われていたガッシュが清麿とタッグを組む事でどんどん強くなっていき、見下していた者たちをどんどん倒していく爽快ストーリーでもあります。
ストーリーの構成としては最初は向かってくる魔物を清麿とガッシュが次々と倒していき、その中で競争相手でありながらもガッシュが目指す「優しい王様」に共感し、仲間となる「大海恵」と「ティオ」、「フォルゴレ」と「キャンチョメ」たち。
そして、超えるべき壁である「シェリー」と「ブラゴ」などの強力なライバルたちと戦っていきます。
そこから「千年前の魔物編」、「ファウード編」、「クリアノート編」と連続したストーリー展開となっていきます。
ガッシュの見所としては読み手の心を打つ展開が多い事です。戦う事で互いに影響を受け合う魔物とパートナー。または人間同士でも、魔物同士でもある。それは敵味方問わず、友情や師弟愛、家族愛、兄弟愛、恋仲などなど色んな関係性が作中で描かれていきます。
人間と魔物は本で結ばれているのではなく、あくまで本は術を使うだけのもの。本当の強さは魔物とパートナーの心の強さにある、という事も全体を通して描かれていきます。
ガッシュは「ザケル」や「ラシルド」といった雷の術を主に使う魔物の子。
曲がった事が大嫌いで、どんな強い相手にもひるまずに立ち向かえる勇気ある子供。清麿はそんなガッシュの姿勢に救われ、変わっていきます。
ガッシュは魔界にお前の友達は一人もいなかった、と言われますがそれが嘘のような親しみ安さとコミュニケーション能力の高さを持っており、どんどんと友達を増やしていきます。
自分の気持ちに正直なため、感情がすぐに顔に出てしまう弱点も。
魔物同士の戦いの中で出会った、戦いたくないのに無理矢理戦わされている魔物の子「コルル」と出会った事で優しい王様になる事を強く願うようになります。
清麿はIQ190の超天才中学生。本来は明るい性格なのですが、学年を重ねていく事で次第に清麿の頭の良さが浮き彫りになってしまい、あいつのせいでクラスの平均点が上がるじゃないか、などと言われて周りから浮くようになってしまいます。
心を閉ざし、孤独に生きていた清麿でしたが、ガッシュと共に銀行強盗を退治した事でクラスメイトたちから意外とガッツと勇気がある奴だと思われるようになり、それがきっかけでクラスメイトたちと仲良くなっていき、本来の明るさを取り戻していきます。
そんな自分を変えてくれたガッシュには返しきれない程の感謝をしており、必ずガッシュを魔界の王様にしてみせると誓います。
たまに意地悪な時もありますが、根は優しい性格。戦いを重ねていく事で普通だった運動神経も上がっていき、ガッシュと共に身も心も強くなっていきます。
優しい王様に私はならねばならぬのだ!気になった方は是非読んでみて下さい。それでは!