星川レオの作品研究・紹介室

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F-ZERO ファルコン伝説

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 今回再紹介するのは「F-ZERO ファルコン伝説」です。任天堂の近未来レースゲーム「F-ZERO」を題材としたアニメーション作品です。

 

 時は2051年。ニューヨークの刑事でもあり、F1レーサーでもあった「リュウ・スザク」は恋人の「ミサキ・ハルカ」と幸せな日々を送っていました。

 しかし、ある日。町で恐れられていた凶悪犯「ゾーダ」を追っている際にリュウは大怪我を負ってしまいます。

 現代医療技術では治せない、しかし彼の能力は失うには惜しい、と医者に判断されたリュウコールドスリープされてしまいます。

 それから時が経って2201年。「高機動小隊」の小隊長「ジョディ」の手によって目を覚まさせられたリュウはいきなり高機動小隊の隊員になる事になり、困惑します。

 自分がかつていた街には全く面影がなく、恋人のハルカとも死に別れてしまい、リュウは途方に暮れてしまいます。

 そんなリュウの目に飛び込んできたのはかつて自分を怪我させた張本人ゾーダの姿。

 ゾーダが「F-ZERO」というレースの賞金を目当てで大会に参加している事がわかったリュウは高機動小隊に入る事を決めます。

 過去のトラウマもあってなかなかF-ZEROの操縦に慣れないリュウ。そんな彼の前に「キャプテン・ファルコン」が姿を現します。

 

 今作は長いコールドスリープのせいで俗に言う浦島太郎状態になってしまったリュウ・スザクが世間から隔離されたような、どこか場違いさを感じながらも、自分の新たな居心地の良い場所を見つけて適応し、生きていく物語。

 ジョディ率いる高機動小隊の仲間たちや、この時代を懸命に生きる色んな事情を持ったレーサーたち、正義の象徴キャプテン・ファルコンなどらと交流し、影響を受けて立ち直っていく物語でもあります。

 基本的には1話完結の物語で「サムライ・ゴロー」や「ジェームズ・マクラウド」、「スーパーアロー」といったお馴染みのF-ZEROのキャラクターたちのゲームでは知る事ができない掘り下げ話を見る事ができます。

 また、キャプテン・ファルコンの正体についても描かれている貴重な作品でもあります。彼の正体を初めに知るのは喫茶店「ファルコンハウス」で居候する事になる孤児「クランク・ヒューズ」。クランクに正体を明かすキャプテン・ファルコンの話は必見です。

 

 リュウ・スザクはかつては「マシン刑事(デカ)」と呼ばれた程の凄腕警察官。愛機は「ドラゴン・バード」。

 警察官らしく正義感の強い人物でもあり、努力家で直情的でもある人物。元々物事を重く考え過ぎてしまうところもあり、独断専行をする事もある人物でしたが、事故のトラウマによって更に悪化。よくジョディには叱られます。

 150年のブランクのせいで凄まじいジェネレーションギャップに悩まされて特に「ジャック」などの仲間たちと度々衝突してしまいますが、次第に慣れていき、認められていって仲良くなっていきます。

 リュウは少しずつ今の世界に適応していって、最終的にどこに行きつくのか、というのが今作の肝となっています。

 

 キャプテン・ファルコンは愛機「ブルーファルコン」を駆るF-ZEROグランプリにおける究極のパイロット。

 その素顔は謎に包まれており、一般的にはF-ZEROパイロット兼、凄腕の賞金稼ぎと言われています。正体は不明ですが、意外とリュウの身近な存在なのかもしれません。

 高機動小隊のジョディの事を気にかけていて、ジョディもまたキャプテン・ファルコンに不思議な親しみを抱いています。

 

 「ミスキラー」はブラックシャドーが率いる「ダークミリオン」の幹部で暗殺者。愛機は「ムーンシャドー」。かつてのリュウの恋人と瓜二つの女性。

 しかし、ハルカとは似つかない冷徹な性格。エリート意識も高く、ブラックシャドーからは信頼に置かれていますが、ゾーダとは仲が悪いので度々対立します。

 

 「君の心にブーストファイア!」。気になった方は是非見てみて下さい。それでは!