
今回紹介するのは「トランスフォーマー アニメイテッド」です。カートゥーンネットワークスタジオとハズブロ、パラマウント・ホーム・エンタテインメントの外国三社が制作、テレビ愛知と電通の日本の二社が日本語吹き替えを担当した声優無法地帯のトランスフォーマーシリーズの一つで、今年で日本放送15周年を迎えます。
オプティマスプライム「やぁ!良い子のみんな、元気かな?私はオートボットのリーダー、オプティマスプライムだ。え?覚えられない?じゃあ、もう一度言うぞ?私がオートボットのリーダー、オプティマスプライムだ。みんな、よろしくな!さぁ、トランスフォーマーアニメイテッドの始まりだ!トランスフォーム!」
地球を遥か遠く離れた機械生命体が住む「サイバトロン星」。
ワープステーションであるスペースブリッジの保安と整備を任務としていた「オプティマスプライム」「バンブルビー」「ラチェット」「プロール」「バルクヘッド」達はかつてオートボットが宇宙の彼方へと隠したトランスフォーマーたちの命の源「オールスパーク」を発見します。そして、それに呼応するように「ディセプティコン」の戦艦が出現。
ディセプティコンの大帝「メガトロン」たちはオールスパークを手に入れるためにオプティマスたちの宇宙船に乗り込んで来ます。
メガトロンと戦闘する中、スペースブリッジに導かれたオプティマスたちは地球へとワープしてしまいます。
辛くもメガトロンを撃退するオプティマスでしたが、オートボットたちもエリー湖に不時着。
オプティマスたちは湖底で冬眠状態に入ってしまいます。
それから50年後。落下したメガトロンのオーバーテクノロジーを基にロボット工学の権威となった「アイザック・サムダック」博士の経営するラボで発生した事件をきっかけに冬眠に入っていたオートボット戦士たちが目を覚まします。
更にサムダック博士の娘「サリ・サムダック」を加え、オールスパークを巡るオートボットとディセプティコンの戦いが地球で幕を開けます。
今作はギャラクシーフォースが放送を終えてから5年ぶりに帰って来たトランスフォーマー。今作から海外に合わせてコンボイ名称ではなく、オプティマスプライム名称になりました。サイバトロンも同じく、オートボットになりました。
作風としては無印トランスフォーマーを意識した原点回帰ものでもあります。
今作のトランスフォーマーたちのデザインは顎が長かったりなど、かなり奇抜なので人によって好みが分かれます。
話数シャッフルや日本での放送だとカットシーンがあったりするので話に飲み込まない部分があるのが難点の作品でもあります。
また、演出がビーストウォーズと同じ岩浪美和さんなのでビーストウォーズ同窓会みたいな感じにもなっている作品。
声優もブラックアラクニアはビーストウォーズと同じ柚木涼香さんだったり、ゲストキャラにも歴代トランスフォーマーに携わった声優たちをたくさん呼んでいて賑やかな作品となっています。
お話としては基本的には1話完結でトランスフォーマー初の女主人公サリとオプティマスたちが異文化交流をしながらディセプティコンと戦っていく物語となっています。歴代トランスフォーマーのオマージュ話などもあったりちょっとしたお祭り作品となっています。
今作珍しいのは既にサイバトロン星での大本の戦争は終わっていて、戦後のお話となっているところですね。メガトロンが頭だけになっているので復活を目論見、その間はスタースクリームたちが個々に暴れるのでオプティマスたちが対処するというのが序盤のお話です。
今作ビーストウォーズと少し異なるのは台本の台詞は変えない事という条件がありました。なのでアドリブというよりは台詞の言い換えといった感じとなっています。
それでもメガトロン役の若本規夫さんが「フグ田君」呼びしたり、子安武人さんがルパン三世の台詞言ったり、OP前の台詞や次回予告は制約がないので暴れられたりと条件を物ともしない声優たちの足掻きが見られて結構やりたい放題です。
ビーストウォーズでチータス役だった高木渉さんとラットル役の山口勝平さんが「ジェットファイアー」と「ジェットストーム」という合体トランスフォーマーの役を演じてるんですが、この頃アクエリオンが話題だったので「お前と合体したい!」とかこの時代の流行りネタを言ってたりもするので時代性を感じる事もできます。
オプティマスプライムは初代をイメージしたデザインではあるものの、トラックではなく消防車のトランスフォーマー。
戦後の世界観なのでオートボット全軍の総司令官ではなく、一部隊を率いる部隊司令官という珍しいオプティマスプライム。
正義感に溢れ、実力も確かな戦士なのですが、地道な仕事を敢えて選ぶという控えめなところもあります。
仲間からの人望もあって頼もしさも備えているのですが、リーダーとしてはまだ未熟で発展途上。自己評価が低いので自分にリーダーが務まるかどうか不安を抱えているという、歴代と比べると少し気弱なところがあるオプティマス。
しかし、仲間たちの前では決して気弱なところは見せないというタフさを持っています。
メガトロンは破壊を好み、全宇宙のエネルギー資源独占とオールスパークを悪用して宇宙征服を企む悪のカリスマ。そのためなら、手段は選ばず、例え人間であろうとも弱みを握って利用します。
過去の戦いの損傷で首だけになっており、サリの父親のアイザック博士と協力して復活を目論見ます。
サリに隠された衝撃の真実とは?気になった方は是非見てみて下さい。それでは!