星川レオの作品研究・紹介室

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装甲機兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ

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 今回紹介するのは「装甲機兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ」です。キリコの異常な生存性が明かされるボトムズシリーズOVA三作目の作品です。

 

原作はこちら

leohoshikawa.hatenablog.com

 

 惑星「オドン」へ突然の転属命令を受けたキリコ。兵士たちはオドンに到着したと同時に模擬戦闘を強要されます。しかし、それは適正テストとは名ばかりの「共食い」と呼ばれる実戦でした。

 そこは「ペールゼン大佐」が究極の戦闘集団「レッドショルダー部隊」を作り上げるための施設。

 キリコは「カースン」という男と共にその危機を乗り越え、レッドショルダーの機体に逆襲します。

 結果、生き残って入隊できたのはキリコとカースンのみ。レッドショルダー基地司令官「リーマン」はペールゼンの見つけ出した死なない人間「異能生存体」の評価を確かめようとします。

 

  今作はOVA三作目ではありますが、時系列的にはTV本編1話の前日譚。キリコがレッドショルダーに配属される経緯や、キリコの異能生存体としての秘密が描かれます。

 また、OVA1作目「ザ・ラストレッドショルダー」に登場した「グレゴリー・ガロッシュ」、「バイマン・ハガード」、「ムーザ・メリメ」がどのようにしてキリコと戦友になったのかも詳しく描かれます。

 今作から本編、本編から今作、とどっちから見てもいいですが、ザ・ラストレッドショルダーに関しては今作から見るのをおすすめしたいですね。

 ザ・ラストレッドショルダーから見るとグレゴリーたちがキリコの戦友として突然出てくるので、今作を見てからの方がグレゴリーたちがどんな人物なのかの認識度が大分変わります。

 

 本作は80年代後期に作られたOVAのため、本編や今までのOVA2作とは作画が異なっています。

 そのため、ATの戦い方や演出が本放送から更にブラッシングされた、迫力のある戦闘シーンとなっています。

 本編のクエント編であったホラーな描写も今作ではパワーアップ。今作のキリコはかなり不気味に描かれています。

 キリコは1/250の遺伝確率で生まれる異能生存体。非常に高い運と生存能力を持った男。

 ペールゼンが調べたキリコの戦歴によれば、キリコは骨盤骨折と太腿筋損傷の三ヶ月の重傷をたった七日で完治してしまったとありました。

 寝室に爆弾を投げ込まれても、超至近距離で銃を撃っても、瀕死の状態になっても何度も不可思議な現象が起きてキリコは死にません。

 最初は異能生存体のキリコを戦力加えようとに興味を持っていたペールゼンが「ザ・ラストレッドショルダー」までに如何にして恐れるようになるのかがわかります。

 

 キリコを殺せと命じられたグレゴリーたち三人。いずれもキリコ程ではないにしても、その人並外れた悪運の強さで今まで生き残って来られた猛者たちです。

 ただ、反抗的な態度を取る不良隊員でもあるため、上層部から厳しい目で見られているところもあります。

 グレゴリーはレッドショルダーに6年も属し、生存している三人の中の親分的ポジション。気合を入れる際は両頬を軽く叩く癖を持っています。

 バイマンはクールで皮肉屋。敵味方問わず挑発的な言葉を話す男。

 ムーザも寡黙ではありますが、短気な一面もあって感情的になる事もしばしば。

 三人共、最初はキリコと対立しますが、キリコを殺そうとした際の異常現象を目の当たりにして実力を認め、上層部から捨て駒にされた際はキリコと一緒にいたら生き残れるかもしれない、と考えます。

 最初は殺し殺されの関係だったキリコとグレゴリーたちですが、不思議な事にこれをきっかけに仲良くなっていきます。

 

「例え神にだって、俺は従わない…」。気になった方は是非見てみて下さい。それでは!