星川レオの作品研究・紹介室

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デジモンセイバーズ

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 今回紹介するのは「デジモンセイバーズ」です。デジモンテレビアニメシリーズ五作目となる作品で今年で放送20周年を迎えます。

 

 三度の飯より喧嘩が好きな中学二年生「大門大(だいもんまさる)」はある日、喧嘩に明け暮れていたところに恐竜のような姿をした奇妙な生物「アグモン」と遭遇します。

 アグモンをカエルの化け物だと思った大は夕日をバックに殴り合いを始めます。

 一人と一匹は拳と拳のぶつかり合いの果てに不思議と友情が芽生え、アグモンは大を「アニキ」と呼ぶようになって仲良くなります。

 アグモン異世界「デジタルワールド」からやって来た「デジモン 」でした。

 アグモンデジモン事件の捜査組織「DATS(ダット)」から追われているはぐれデジモンでもありました。

 大からアグモンを取り上げようとするDATS隊員「藤枝淑乃(ふじえだよしの)」とそのパートナーデジモン 「ララモン」。

 大はアグモンを匿ってコンビニでアグモンが食べられそうな物を買って来たのですが、アグモンは姿を消していました。それと同時に近くのハンバーガーショップが狙われたという知らせを聞く大。

 いなくなったアグモンを捜す大の元に「コカトリモン」が姿を現します。

 いなくなったと思っていたアグモンはまだ匿った場所にいた事がわかり、誤解は解けましたが、コカトリモンに吹っ飛ばされてしまうアグモン

 その姿を見て、怒りと闘争心が湧いた大はコカトリモンに戦いを挑みます。

 コカトリモンを殴った大の拳には「デジソウル」が宿り、アグモンは「デジソウルチャージ」をされて「ジオグレイモン」に進化。

 こうして、喧嘩番長・大門大とアグモンの人間界を脅かすデジモンたちと戦う日々が始まります。

 

 今作は序盤は大とアグモンがDATSに入って仲間たちと交流し、暴走するデジモンたちと戦っていく1話完結話。

 DATSは現実世界で暴れるデジモンを対話などで沈静化できたなら、保護。言葉が通じないなら已む無く倒してデジタマに戻し、デジタルワールドに強制帰還させる組織です。

 大、淑乃、「トーマ・H・ノルシュタイン」らの友達や知り合い、憧れの人がデジモンと関わっていたりして、そういった人物を交えて三人のキャラ掘り下げを行っていきます。

 今作のデジモンはパートナーが発するデジソウルを「デジヴァイス」に与える事でパートナーデジモンが進化します。

 淑乃とトーマは自力でデジソウルをいつでも発する事ができるのですが、大はデジモンを殴らないと発する事ができません。

 キャラ紹介を終えた後は当初のデジモンシリーズでは珍しい人間VS人間を描いた「倉田編」。

 そして、「イグドラシル」の元に集う騎士型デジモン集団「ロイヤルナイツ編」の三部構成で話は進んでいきます。

 

 倉田はデジモンシリーズの中でもかなりの大悪党でまた、かなりのデジモン嫌い。

 自分の作った人工デジモン「ギズモン」や、捕獲したデジモンと人間を無理矢理融合させた「バイオデジモン 」を扱って、あの手この手でデジタルワールドを消滅させようとします。

 

 ロイヤルナイツは新規で登場するのは「スレイプモン」「クレニアムモン」「ドゥフトモン」の三体でした。

 主にクレニアムモンがお話のメインとなっています。

 この頃、ロイヤルナイツは全員揃っていなかったので本編に出て来るのは九体となっています。

 アルファモンはロイヤルナイツ全員が正義を違えた時にしか現れない抑止力的存在なので登場せず(オープニング映像では影でいますが)、セイバーズ放送終了後に出て来る残りの三体は何でセイバーズでは姿を見せなかったのかがちゃんと設定されているのが細かくて良いところです。

 

 今作は「金色のガッシュ・ベル!!」を間に挟む事になりましたが、デジモン フロンティア以来、久々に帰って来たデジモンテレビシリーズでした。

 新たなスタートという事で今作はデジモンのお約束は守りながらも型破りでもあるというセイバーズはデジモンアニメの中でも異端的な存在となっています。

 その象徴となっているのが主人公の大門大です。

 大は主人公の名前に「た」が付く法則を破って「だ」になっていたり、主人公がいつも身に付けているゴーグルも持っていません。キャラデザも違くて頭身も高いので未だに歴代主人公で並ぶと浮いているので目立っています。

 また、アグモンと一緒に拳で敵デジモンと戦うというところも大の持ち味であり、その破天荒さでファンから好かれました。

 パートナーもデジモンアドベンチャーの太一と同じアグモンという原点回帰要素を持たされていながら、太一のアグモンとは全く異なった進化経路を辿るという所もお約束を守りつつも型破りの要素の一つとなっています。

 

 大は強そうな奴を見つけたら戦いを挑まずにはいられない、情に厚い好戦的な熱血漢。

 勉強は大の苦手で追試は当たり前。

 行方不明の父「大門英(だいもんすぐる)」の事を誰よりも尊敬しており、誰にも負けない強い男となれ、という父との約束と母の「小百合」や妹の「知香」を守りながら日々生活しています。

 日頃、妹の世話をしているのと、持ち前の兄貴肌で面倒見が良い少年でもあります。

 アグモンはあまりデジヴァイスの中に入りたがらないので小百合と知香にはすぐに存在がバレます。

 以降はアグモンも家族の一員として扱い方、大とは小百合の作った玉子焼きを取り合う関係にもなります。

 

 淑乃はメンバーの紅一点であり、18歳で大やトーマとは四つ上の姉御的ポジション。

 好きな事は「玉の輿」でちゃっかりしており、口癖は「最悪なんですけど」。

 幼い頃はピアノをやっていたのですが、自分より優秀な姉が二人おり、ピアノ発表会当日に二人の実力に圧倒されて緊張してしまい、弾けなかった過去を持ちます。

 そんな中で自分のピアノの音を褒めてくれるララモンと出会い、そこからララモンとは仲良くなっていく事になります。

 

 トーマはオーストラリア屈指の貴族であるノルシュタイン家の次期当主。

 ストックホルム王立化学大学を飛び級で入学し、主席で卒業した天才児にしてエリート。パートナーの「ガオモン」も「マスター」と呼んで忠誠を誓っています。

 データや理論に基づいた操作や計算で行動するので、直感と行き当たりばったりな大とは正反対でよく喧嘩をします。

 実は母親は日本人でハーフ。トーマ・H・ノルシュタインのHは日本性なのですが、詳細は不明。

 母の事は慕っていたのですが、ある日事故死してしまい、ノルシュタイン家では母親は嫌われていたようで、母を守れなかった父とは犬猿の仲となっています。

 知香の誕生日の日に大は追試だったのでトーマに代打を頼むのですが、その際の彼はノリノリで何故そんなに機嫌が良かったのかは後の展開で明かされます。

 

 拳に宿れ、俺のデジソウル!気になった方は是非見てみて下さい。それでは!