星川レオの作品研究・紹介室

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獣電戦隊キョウリュウジャー

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 今回紹介するのは「獣電戦隊キョウリュウジャー」です。仮面ライダーWやフォーゼ、ドライブに携わった三条陸先生が関わった37作目の戦隊ヒーローです。

 

 遥かな太古。宇宙より飛来した暗黒種「デーボス」。恐竜たちは賢神「トリン」に機械の身体を与えられ、「獣電竜」となって立ち向かい、デーボスの魂を凍結し、海に沈めました。

 そして、時は流れて現代。デーボスの身体の破片から部下たちが復活。デーボス完全復活のため、人類への襲撃を開始します。

 地球最大の危機を救うため、6人の勇者が集結。

 恐竜の魂が宿る「獣電池」を駆使し、獣電竜と共にデーボスに立ち向かいます。

 恐竜+人間。憶千年の時を超えて今、史上最強のブレイブチームが誕生しました。

 「聞いて驚けッ!」獣電戦隊キョウリュウジャー

 

 キョウリュウジャーは「強さ」について描かれた作品。キャラクター的にも文芸的にも序盤だけでも構わないから、とにかく戦隊ヒーローの強さを押していこう、という作風になりました。

 戦隊5人の表現も一長一短をフォローし合うのではなく、凄い長所を持った5人が集まった、という所が強調されました。

 恐竜は実在している強い存在で、その恐竜に打ち勝ったダイゴたち勇者ならきっとものすごく強い存在に違いない、という子供の夢を守りつつ、そしてまた、ワクワクさせるような作りにもする事になりました。

 それに合わせて敵であるデーボスも強さを引き立たせ、恐竜独自の魅力を際立たせるために太古から連綿と戦い続けている強敵、という流れが必要となりました。それでデーボスやカオス、トリンの関係なども太古からずっと因縁があった、という歴史軸を重視した作りにもなった訳です。

 キョウリュウジャーは最初はお互い正体はわからないままで戦いましょう、という人間関係がドライな戦隊になるのかと思いきや、キョウリュウレッドであるダイゴを中心として各々の悩みや人柄を理解していき、最終的にはみんな心を開いて正体をバラし、戦隊としての友情を確かなものとしていきます。

 その後、いくらダイゴがみんなをまとめるレッドでリーダーだとしても、見知らぬ国からやって来た何でもできるとんでもないヒーローに見えるのも良くない、という事になりました。

 それでダイゴは行方不明の父を尊敬していて、今も追いかけているという完璧なように見えたダイゴも精神面が未だ発展途上であり、至らぬところもあるという人間味を持たせられる形となりました。

 それでも、やはり戦隊リーダーとしてはこの人物は何があっても普段通りでペースを乱されず、頼りになるレッドなんだ、という安心感も必要です。

 かと言って視聴者的にはブルーは変わったな、とかレッドとブラックは仲良くなったな、グリーンとブラックはただでさえ、仲が悪かったのに悪化してきたぞ、とか登場人物たちの心境の変化を促進する、人間関係や関連の変化といったものもまた求められるものなので、そこはバランスが難しいところなのです。

 それでも何とか恐竜のような力強さで設定という大地を踏みしめながらも、確かな絆を結んで進んで来たのがキョウリュウジャー

 敵のデーボスも負けじと自分の魅力を引き立たせ、敵も味方も力と力をぶつけてお互いに輝いて個性を発揮していく。それがキョウリュウジャーの魅力なのです。

 

 桐生ダイゴは何者にも恐れない「ブレイブ」過ぎる冒険家。

 常に自然体で好奇心旺盛。ユニークな人間味とカリスマ性を併せ持った好青年。いかなる危険にも恐れずに向かっていく無鉄砲なところもありが、それこそが彼のブレイブ。

 世界各地を旅してきましたが、孤島の密林で獣電竜「ガブティラス」に生身で打ち勝ち、その実力を認められてキョウリュウレッドとなりました。人を惹きつける不思議な魅力の持ち主で周りからは「キング」の愛称で呼ばれています。

 アミィとは度々ナチュラルに告白めいた事を言っており、実はお互いに相思相愛なのですが、お互い鈍感なので気づきません。

 

 イアン・ヨークランドはヨーロッパの湖付近で獣電竜「パラサガン」に打ち勝ち、キョウリュウブラックの力を得た少年。

 元超古代文明の研究者で射撃の名手。プレイボーイを気取っていますが、女性を思いやる優しい面も持ち合わせています。

 デーボス軍の「アイガロン」は親友の命を奪った復讐相手。

 ソウジの事をグリーンボーイと言って子供扱いするので初期の頃は二人共、仲が悪いです。

 

 有働ノブハルは旅行先の氷原で獣電竜「ステゴッチ」に打ち勝ったキョウリュウブルーの力を得たキョウリュウジャーの中では32歳と最年長の男性。愛称は「ノッさん」。本人はこの愛称で呼ばれるとおっさんと言われているみたいなので煙たがります。

 かつては一流商社に勤務するサラリーマンでしたが、夫を亡くした妹とその娘を守るために退職。義弟が経営していた「なんでもや まるふく」を受け継いで妹とその娘と共に暮らしています。

 凄まじい怪力の持ち主で、その手腕をなんでもやとして活かします。

 

 立風館(りっぷうかん)ソウジは伝統ある剣術を受け継ぐ立風館道場の跡継ぎで私立霧咲高等学校に通うキョウリュウジャーの中では最年少の正義感の強い少年。

 竹林で獣電竜「ザクトル」に打ち勝ち、キョウリュウグリーンの力を得ました。クールで真面目な性格で少々不愛想。最年少のため、仲間との交流の中でも最も伸びしろのある少年でもあります。

 剣道部に所属し、マネージャーである「勝山りん」には好意を抱かれています。

 

 アミィ結月はアメリカ合衆国から留学に来た大学生で大財閥・結月家の令嬢。令嬢らしく振舞おうとはしていますが、足癖の悪い、素はお転婆の女の子。

 北米大陸で獣電竜「ドリケラ」に打ち勝ち、キョウリュウピンクの力を得ました。

 陽気で明るい性格で新しく加わったキョウリュウゴールドの「空蝉丸(うつせみまる)」などの戦士たちとの取り持ち役を務める事も多い人物。

 恋愛に関しては鈍感でダイゴ本人に「私ってダイゴの事好きなの?」と聞いたりと端から見ても気づく空蝉丸をも困らせる程。

 

 空蝉丸たちや戦隊ロボの事も語りたかったのですが、長くなってしまうのでここまで。気になった方は是非見てみて下さい。それでは!