
今回紹介するのは「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」です。今でも根強い人気を誇るホビー「ミニ四駆」を題材とした月刊コロコロコミックの看板漫画作品です。
小学生の兄弟「星馬烈」と「星馬豪」は超がつく程、元気なミニ四駆の事が大好きな兄弟。
二人はG.J.C(グレートジャパンカップ)の予選終了後に「土屋博士」と出会い、彼が開発した新しいフルカウルミニ四駆を自分のマシンとして育てあげるという条件で豪には「マグナムセイバー」を、烈には「ソニックセイバー」を託します。
そして、二人はG.J.Cの決勝大会で見事その条件を満たし、両セイバーを博士から譲り受けます。
そんな時、謎のフルカウルミニ四駆「トライダガー」を持つ少年「鷹羽リョウ」が豪と烈にレースを挑んで来ました。
その勝負を受けて立った豪と烈。果たして、突然現れたリョウの目的とは?
本作は序盤は「スピンアックス」を愛機とする「三国藤吉」や「プロトセイバーJB」を愛機とする「ジェイ」と競った末に仲間となり、「ビークスパイダー」を使う「沖田カイ」らが所属する「大神軍団」との戦いが繰り広げられます。
途中から舞台を日本から世界へと変えて、豪・烈・リョウ・藤吉・ジェイの五人で日本代表チーム「TRF(タミヤレーシングファクトリー)ビクトリーズ」を結成。各国の強豪チームと競い合う「WGP(ワールドグランプリ)編」が始まります。
豪や烈たちは仲間たちとレースを楽しみながら競い合い、時にはミニ四駆に針を仕込んでいたりなど、卑怯な手を使うレーサーとぶつかる事もありますが、それでも己の走りを貫いて、負けじとめげずに自分たちの信じる道を突き進み、その真っ直ぐさを目の当たりにして悪のレーサーたちも次第に会心していく、という王道ホビー漫画となっています。
烈はしっかり者で責任感の強い優しい兄。
ミニ四駆のメンテナンス能力に優れていて、どんなコースにも対応できるように常に適切なパーツを用意しており、あらゆる状況に対応する事ができます。
例えそれで遅れてしまっても、確実に難関をクリアしていき、遅れを取り返す事もできる優秀なレーサー。
「コーナリングの貴公子」と呼ばれる程の高い技量を持っていて、堅実な走りをするレーサーでもあります。
豪は烈とは対照的に「燃える弾丸」と呼ばれるお調子者で突き進んだら一直線の熱血漢。
レースに対する姿勢も性格と同じく一直線で烈と比べるとミニ四駆の整備能力も劣ります。しかし、豪には持ち前のどんな壁にぶち当たっても強引に突き進む我の強さ、真っ直ぐさがあります。
用意万端の烈に対して、豪は臨機応変に奇策で困難を乗り越えるタイプ。スパイクタイヤを持っていない場合は近くにあった釘を使って無理矢理タイヤをスパイクタイヤにしたりなど、周りを驚かせる発想力を持っています。
烈とは違ってコーナリングが苦手なのですが、それで豪が思いついたのは烈の真似をするのではなく、拳銃のマグナムをヒントに思いついた「マグナムトルネード」。豪とマグナムの代名詞と言える有名な技です。
豪の苦手な複雑なコースがあったとしても、マグナムが回転しながら空を飛んでショートカットをするという荒技で困難を乗り越えていきます。
二人共、兄弟でここまでレースに対する姿勢が異なっていて、時には考えの違いで兄弟喧嘩をしてしまう事もあります。
初期の頃はマグナムセイバーとソニックセイバーを大切にする、という約束を卑怯な手を使うレーサーと競った結果そうなってしまったとはいえ、約束を破ってしまったと捉えて涙を流し、二人揃って博士に返しに行くという律義さやピュアなところがありました。
兄弟二人共、愛機であるミニ四駆へ捧げる愛情は同じ。兄弟で別々の道を模索して歩みはしますが、辿り着く、目指すゴールは同じ。そんな彼らの姿勢に自然と仲間たちは集っていき、共に切磋琢磨していきます。
「みんな、一緒に走ろうぜ!レッツ&ゴー!」。気になった方は是非読んでみて下さい。それでは!