
今回紹介するのは「DARK THAN BLACK 漆黒の花 」です。アニメDTBのキャラクター原案である岩原裕二先生自らが描いた一期の「黒の契約者」と二期の「流星の双子」の間を描いたコミカライズ作品です。
原作はこちら
「トーキョーエクスプロージョン」から数週間後。警視庁公安部外事四課の「霧原未咲」は不可解な殺人事件現場にやって来ました。
KRCカンパニー専務取締役「石戸哲哉」が書類に埋もれて圧死していました。
ドロドロに溶けた一人以上の遺体、床に空いた穴、壁の刺突痕。そして、重力系による犠牲者。未咲は少なくとも三人の「契約者」が関与していると推理しました。
そして、現実じゃ存在しない色の枯れたタンポポが穴の底に落ちていました。
更にビルの電気設備が内部からの電流超過によって全て焼き切れているとの報告が新たに発覚し、未咲はこの事件の裏に「黒の死神」と呼ばれた契約者「BK201」の関与を察知します。
今作は細かく言うと一期の26話とOVA1話の間のお話。外伝というには主要人物に変化があったり、前作で生き残ったとあるキャラを容赦なく殺したりしているのでほとんど続編みたいになっています。
黒が一期の最終回でトーキョーエクスプロージョンという現象を引き起こし、ヘルズゲートを囲う壁を破壊した事で世界を敵に回し、多くの人間や組織から追われる身になったのですが、それでも生き残った黒と銀が二人っきりで生活ができていた貴重な期間を描いた漫画でもあります。
また、今作はヤングガンガンで連載という事で序盤の方は本編よりも生々しい男女関係の話を取り扱っていたりもします。
今作の敵である契約者コードネーム「ハーヴェスト」。本名は「マシュー・エドナー」。
出身はカナダのエドモントン。公安と天文部のデータでは南米で死んだ事になっている契約者。
能力は「接触による物質の分解」。対価は「丸い物を噛まずに飲み込む事」。
丸い物と言ってもこの契約者には制限が設けられていて、小さすぎては駄目で、逆に大きすぎると喉を詰まらせて死んでしまう、というギリギリの物を飲み込まないと対価と見なされません。ハーヴェストの場合は大粒フルーツ飴を飲み込んでいます。
原則的に契約者の能力は一つだけなのですが、彼にはもう一つ「黒いタンポポを人に植え付けて普通の人間を契約者に変える」能力も持っていて、この能力が波乱を呼びます。
契約者になりたいと思っている少女「月森梓」。水ヶ丘女子高等学校に通う冴えない女子高生。バレーボールにおいて、垂直飛びだけなら全国でも学年トップクラスなのですが、本人は自己評価が低く、跳躍力しか取り柄がない、自分に足りないものを必死に補おうとしただけ、と思い込んでしまっています。
更に中二に進級してからは身長が低いという事で、レギュラーからも外されてしまいます。
そんな彼女を支えたのがバレー部のコーチである「未岡大助」。元全日本男子のメンバー。ただし、補欠。ある日、梓はホテルで未岡と泊まった際、彼のノートパソコンを見てしまい…。
未岡にも裏切られ、意気消沈している梓のところにハーヴェストが現れ、彼女を契約者に変えてしまいます。
パンドラ所属の子供の契約者「パーセル」も今作の重要キャラクター。
能力は「空間移動」。彼の認めたものだけを好きな所に運ぶ事ができる黒丸を出現させます。対価は「頭に動物の耳飾りをつける事」。
こういった能力のため、彼には戦闘能力がありません。なので、彼は「チャンプ」というドールを連れていて、本来戦闘能力がないドールに肉体改造と戦闘プログラムを組み込み、無理矢理戦闘用ドールとされたドールを相棒にしています。パーセルはチャンプに親しみを感じており、仲の良いコンビとなっています。
果たして、梓の暴走を黒は止める事ができるのか?気になった方は是非読んでみて下さい。それでは!