星川レオの作品研究・紹介室

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六門天外モンコレナイト

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 今回紹介するのは「六門天外モンコレナイト」です。トレーディングカードゲーム「モンスターコレクション」を題材とした作品で今年で25周年を迎えます。

 

「六門世界。それは火・風・水・土・聖・魔と六つの元素で構成される神秘の世界。様々なモンスターの集う不可思議な世界。この物語はそんなモンスターの世界を冒険する少年と少女の愛と友情の物語である!…なんてね!」

 

 モンスターの存在する異次元世界「六門世界」とそこに眠る秘宝「モンモンアイテム」を研究していた科学者「柊一郎兵衛」は人間界と六門世界を結ぶ移動手段として「スットビドラゴン号」を完成させます。

 一郎兵衛は娘の「柊六奈」と六門世界とモンスターが実在すると信じている少年「大矢門斗」を連れて六門世界へと向かいます。

 しかし、一郎兵衛の弟弟子である「コレクション伯爵」もモンモンアイテムを狙っていました。伯爵は「バッチィ」と「グーコ」と共に「カットビライオン」で六門世界へと向かいます。

 一郎兵衛の趣味に巻き込まれる形で「モンコレナイト」となった門斗と六奈は六門世界のモンスターたちと力を合わせて、コレクション伯爵の野望を打ち砕き、2つの世界の友好のために戦います。

 

 原作者であるあかほりさとるさんの師匠である小山高生さんがタイムボカンシリーズの脚本を多く務めていて、本作はタイムボカンシリーズの影響を強く受けた、リスペクトが込められた作風となっています。あかほりさん的にはラムネ&40の作風も入っていますね。

 本作はカードゲーム販促番組ではあるものの、カードゲーム要素は薄く、冒険ものの側面が強く描かれていて、カードはモンスターの紹介くらいに留まっています。

 

 お話はシンプルで一郎兵衛とコレクション伯爵が保有する人工衛星が衝突して合体してしまい、モンスターを感知した場合、衛星は二つ共、同時に感知してしまうのでモンコレナイトとコレクション伯爵は高確率で六門世界で出会う事になります。

 それで感知したらモンコレナイト側もコレクション伯爵側も出撃バンクが入ります。

 モンコレナイト側のスットビドラゴン号の出撃バンクはプールが割れる「マジンガーZ」要素や、学校が変形する「絶対無敵ライジンオー」要素など他作品パロが多く、一郎兵衛はほぼ毎回壁に激突して放心状態の中、次元ホールを通って出撃、という形になっています。

 コレクション伯爵側のカットビライオンの出撃バンクは走行している最中にミニコーナー「コレクションの薔薇のお部屋」という徹子の部屋のパロディが始まり、発進するまでに視聴者からのハガキを紹介します。

 ここのシーンはモンコレナイト内でも特にアドリブが多いシーンで、コレクション伯爵の声優の井上和彦さんがオカマ演技で氷上恭子さんと今井由香さんと共にノリノリで演じています。

 それでモンコレナイトとコレクション伯爵たちは六門世界で鉢合わせして争う、という様式美な展開となっています。

 

 モンコレナイトはメタ展開も多く、ナレーターと会話するのは当たり前で、アドリブも主に千葉繁さんや井上和彦さんが多くやっているという感じになっています。

 

 戦闘シーンはコレクション伯爵側はカットビライオンのコクピット部分が分離してモンスターに乗っかり、無理矢理制御して暴れます。

 モンコレナイトの方はモンスターの了承を得た後、門斗と六奈が「アダラ・カダラ・ブゥ」と唱える事で憑依し、共に戦う、という形式になっています。

 毎回巨大モンスター戦という訳ではなく、門斗と六奈の小学生らしい、年相応の純粋な気持ちに心打たれ、ゲストモンスターの能力などで勝つパターンもあったりと豊富です。

 

 門斗と六奈は初期の段階で相思相愛の関係なのですが、門斗はゲストキャラの可愛い子に会うとよくデレデレするので六奈はその度に嫉妬し、激怒します。

 門斗も六奈も小学5年生としては順応性や飲み込みが高く、コミュ力も高くて相手の気持ちを汲み取る事もできたりと大人びたところがあるのですが、人参やカエルといった苦手なものと相対すると途端に崩し顔になると年相応の子供らしい一面も持ち合わせています。

 

 モンコレナイトたちの破茶滅茶な冒険活劇。気になった方は是非見てみて下さい。それでは!

「次もまた、見ないとね!」