星川レオの作品研究・紹介室

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劇場版 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録

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 今回紹介するのは「劇場版 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」です。テレビ本編の少女革命ウテナ終了後、別の形で新たに作られた完全オリジナル劇場アニメ作品です。

 

本編はこちら

leohoshikawa.hatenablog.com

 

 幼い頃に溺れているところを助けてくれた王子様に憧れ、自分も王子様になりたいと思うようになった男装の少女「天上ウテナ」は全寮制の名門「鳳学園」中等部に転校してきます。

 ウテナはそこで2年前に別れた幼馴染である「桐生冬芽」と再会します。

 ウテナは冬芽と謎の指輪「薔薇の刻印」により、空中庭園の薔薇園に導かれ、理事長の妹「薔薇の花嫁」である「姫宮アンシー」と出会います。そして、ウテナは折れた竹箒で生徒会副会長であり、デュエリストの一人でもある「西園寺」との決闘ゲームに巻き込まれてしまいます。

 

 今作はテレビ版の内容を圧縮しつつ、踏襲しながらも劇場版という新たな装いとなったもう一つのウテナとアンシーの物語です。今作から見始めても多分わかりづらいと思うので本編を知ってから見た方が良いと思われます。

 学校のデザインが近未来的なものとなり、画面は華やかではありますが、作風もキャラ設定もテレビ版よりもダーク寄りのものとなっています。

 

 キャラデザも大きく変わり、ウテナは普段は短髪の学ラン姿でボーイッシュな面が強化され、決闘の際に王子様の姿に変わるとウェーブのかかった長髪になる、という形式になりました。

 アンシーも明るい性格になり、眼鏡を外して髪も束ねるのをやめてストレートヘアーとなって、ウテナと似たような容姿となったりと、二人ともテレビ版とは見た目が大分異なりました。

 また、テレビ版のウテナとアンシーは友達という間柄だったのですが、劇場版だと少し百合寄りの関係になっています。百合と言っても、そこまで強めではないので百合が苦手、という人でも大丈夫だとは思います。

 

 テレビ版とは大分異なる設定になったキャラクターたちが多い中で、その中でも特に立ち位置が変わったのが桐生冬芽です。

 まず、ウテナの幼馴染になっていて、ウテナと距離が近くなっており、ウテナは王子様であるディオスよりも冬芽の事を強く意識しています。

 とある生徒会のメンバーが近くに冬芽が立っているのに「冬芽って誰だ?」と呟くという意味深な演出もされ、謎多き人物となっています。

 

 テレビ版だと重要人物だった学園の理事長代行の鳳暁生は劇場版だと大きく役回りが変わっているのも特徴です。

 声優も本編だと小杉十郎太さんだったのですが、こちらだと及川光博さんになっています。本編からだと暁生だけが声優を交代されています。

 ウテナにとっての冬芽、アンシーにとっての暁生。二人の王子様にはとある共通点があるのですが、至った経緯はそれぞれ違って光と闇に分かれ、辿った結果の違いがウテナとアンシーに大きな影響を与えます。

 

 テレビ本編とはまた違ったウテナ。今作ではどういった形でアンシーに革命を与えるのか?気になった方は是非見てみて下さい。それでは!