星川レオの作品研究・紹介室

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Zマジンガー

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 今回紹介するのは「Zマジンガー」です。永井豪先生自らがマジンガーZをリメイクし、新たに作ったマジンガーシリーズの一つです。

 

 ある日、日本の背臼山(せうすやま)から四千年以上前のギリシャ様式による古代建築物が発見され、考古学史を揺るがす大騒動となりました。

 とある高校の古代史研究会に所属する「弓さやか」は幼馴染の「兜甲児」たちと遺跡に見学に行きます。

 さやかの父「弓弦之助」はノーベル賞受賞のロボット工学の権威で、ハイパーサイエンスファウンデーション(HSF)を運営する科学者及び、各種学界に知られた名士でもありました。そのツテで甲児たちは一般人が立ち入れない遺跡の傍らまで接近できましたが、局地的な地震が突如発生。遺跡の一部が崩落し、甲児は転落してしまいます。

 この地震はかつて「超次元宇宙オリンポス」の侵略から地球を守ろうとして倒れ、地下に眠っていたZ神(ゼウス)の胎動によるものでした。地下でゼウスと出会った甲児は死にゆくゼウスの頭脳体からゼウスのボディを託されます。

 一方、地球人でありながら超次元宇宙オリンポスの神々の帝国(ゴッズ・エンパイア)に同調し、地球征服を企む「Dr.地獄(ヘル)」は地獄の巨人「ヘル・ギガンテス」と一体化。月の裏側の基地で「冥王ハデス」に仕えていました。Z神の復活を察知し、宇宙より飛来した機械獣は地球侵攻を開始します。

 兜甲児の操るZ神は鎧をボロボロにされながらも何とか機械獣を撃退。Z神のボディはHSFにて改修が行なわれ、地球の守護神「Zマジンガー」として復活を遂げ、ゴッズ・エンパイアとの長き戦いが始まります。

 

 別作品の「真マジンガー 衝撃!Z編」のマジンガーZはゼウスの腕の一部を使って造られたのに対して、こちらのZマジンガーはゼウスの遺体そのもので造られたマジンガーです。なので超合金Zや光子力エネルギーは使われていないマジンガーとなっています。それでもゼウスの鎧が元となっているのでかなり硬いです。

 ロケットパンチなどのお馴染みの武器は搭載されていますが、新たにZブレードを持ち、胸の装甲板はブレストファイヤーではなく、ZバードというブーメランがついたりとZマジンガーにはグレートマジンガーの要素がいくつか含まれています。

 また、重力軽減能力も持っていて、高い跳躍や、高機動戦闘をする事もできます。

 

 Zマジンガーの他にも頼もしきロボットがいて、ゼウスの意志を継ぐために加勢に来て仲間となってくれた「美神アフロディア」やZマジンガーと合体する飛行機「MRⅡ」のパイロット「剣鉄也」などがいます。

 

 兜甲児の家族構成も変わっていて、母親が兜流格闘術十七代宗家「刀子」。姉の「鉄子」と妹の「はがね」の四人で暮らしています。原作と同じく、甲児がZマジンガーパイロットと世間に知れ渡ってしまったため、家が敵に襲撃される展開があります。

 他にも甲児の格闘技の教官「炎ジュン」や、ボスこと「棒田進」、さやかの弟になってる「弓シロー」など既存のキャラも新たな装いでの登場となっていて懐かしさと新鮮さを感じさせます。

 

 今作の敵は高次元宇宙オリンポスという宇宙を統べる神々の帝国で、多次元宇宙で終わりなき戦いを延々と続けているという壮大なスケールの敵となっています。「大帝神ウラノス」と「大地母神ガイア」が頂点に君臨し、その配下に「太陽神アポロン」、「地獄王ハデス」、「大神ポセイドン」がいます。

 お馴染みの敵、あしゅら男爵も男+機械、女+機械となっていて何と四人もいます。

 神々全員が敵という訳ではなく、ポセイドンは表向きでは「裏切ったアフロディアはもはや我が娘ではない」と非道な人物を演じているのですが、本当は娘の身を案じていて娘の加勢に行きたいと思っている娘思いの神です。自分の立場上、それは許されないと苦しんでいる神でもあります。神々も一枚岩じゃないという事ですね。

 

 永井豪先生の作品ではよくある事なんですが、今作は第一部完となっていて第二部が未だ作られていないんですね。Zマジンガーがこの壮大な神々たちを相手にどう立ち向かっていくのかが気になるので続きを見てみたいですね。気になった方は是非読んでみて下さい。それでは!